第二級海上特殊無線技士試験を受けました

国際VHF無線を船上で使うのに必要ということは知っていたのですが、今回勉強して国家試験受検コースにチャレンジ(笑)しました。
舵にも講習会の広告がデカデカと出ていますが、3級で23,000円(2級までだともうワンステップで+28,000円)というのがもう一つ C/P悪そうで、まあ時間もあることだし試験で 2級にしようということにしました。
年末に調べたところ、試験開催は毎年 2月 6月 10月の 3回で、応募は 2ケ月くらい前でちょうど 2月の試験に間に合うところでした。 勉強の時間が足りるかな?とは思いましたが、次は 6月で時間も空きすぎるし、とりあえず(財)無線協会のページからネット上でエントリー+郵便局へ行って、5,150円をへ振り込みました。 そう、おケツを切っちゃったほうが勉強スタートしますよね。
まずは過去問からということで、協会のHPに掲載されている過去問をチェックしたところ、過去三回分だけしか載っていません。 ですがちょっとググると 10年分くらいのはすぐ探せました。 ただ、回答までのアプローチをショートカットしたかったのでQCQ企画の合格本を 2,000円で購入しました。 回答にちょっとした解説がついているので、無線初心者のアドバイザー本としては役立ちました。
問題は法規と無線工学の 2種類で、実際の試験では各 12問のうち、各々 8問以上正解すれば合格です。 法規はベース知識をしっかり持っておけばまず大丈夫ですが、全く勉強してないとアウトでしょう。 工学はレベル的には中学生の理科くらいです。 ただ、無線機の特徴や内部構成とかレーダー、電離層についてはやっぱりベースの知識を覚える必要があります。
過去問を見ていくと、最新のから遡ってだいたい 4〜5年分やればパターンが出尽くしてる感じで、繰り返しの重要問題も見えてきます。 それを整理しておけば大丈夫です。 (といっても、今回法規でカバーしてなかった問題が二つも出てしまいましたが ^^::)
ちなみに、法規問題は海事代理士試験の時と同様に、法令の条文に当たりました。 ちょっと面倒ですがやっぱりこれをやらないと落ち着かないんですよね〜 ちなみに「電波法」「電波法施行規則」「無線局運用規則」「無線従事者規則」「無線設備規則」くらいでしょうか。 全文ネットに出ていますので、ダウンロードしたらあとは問題のキーワードを引いて、条文確認です。 ホント便利な時代です。
工学問題のほうも、簡単な電気回路的知識の記憶の掘り返しだけでなく、無線の基礎的な知識として、レーダーの原理とかアンテナ、変調・復調などを調べました。 パルストレインと距離分解能とか、問題をちょっぴりはみ出してしまうのも楽しみの一つ。 そうこうしてるときにレーダー照射問題とか発生して、タイムリーだな〜(笑) 代理士試験でも重要なキーワードだった "自動衝突予防援助装置" と組み合わせれば射撃管制システムになるわなと妙に納得しました。
過去問と合格本だけでも、ちょっと時間があればそれほどハードルが高い訳ではないですし、それなりの費用を掛けて講習(数時間)を受けて免許を持っているよりは、少しじっくり勉強したほうが面白いし、安上がりだと思いました!