ローマ人を読む

 ここのところハマってます。 ローマ人の物語・・
 そう、私たちの祖先がどんぐりを拾って生活してた頃、もしかしたらある部分現代の日本よりも進んだ?社会システムを形成していたローマ人の物語です。 一冊読み終えては次のを借りて・・と、なんとか第七巻までやってきました。 それにしても著者の塩野さんの文章も実に素晴らしくって、複雑な人間関係や地理の状況など時々うまぁいぐあいに復習してくれたりするのでロストすることも少なく大変読み易く、ぐいぐい引っぱられてます。
 しかし本来の歴史学習の意味というか目的というのは、こういう過去の歴史を徹底的に学んで現在の社会に活かすということなのだなと思います。 年号を覚えるというのも常識的な知識を得るというレベルの学習の意味はあると思いますが・・ どうしてその時彼らはその判断をしたのか、またしてしまったのか、結果どういうことが起こったのか。 もし別の判断をしていたら、どういうことになったと考えるのか・・ 等々。
 そういう意味では今の日本の置かれている立場というのは、カエサル当時のガリアの端っこの一部族というかブリタニアというかまあ、そのころのどこかのパターンとして扱われてきているというのは間違いないですね・・ そして当時から中東というのは相変わらずの圏外みたいなところのようですし (笑)
 さてさて第七巻にして時代はやっと 1世紀なのでまだまだ先は長いです。 でも学生時代あまり世界史を履修してなかったワタシはページをめくるたびに新しい事実を知ることができてもう興味津々です。 いやはやです。 <=なんのこっちゃ