すてきなあなたに

 今日は午前中に床屋さんへ行きました。 おひるごはんをたべた後、奥さんと娘は街へ買い物に出掛けるというので、ひとりでソファーにごろんとして昨年末に図書室から借りていた本「すてきなあなたに」(大橋 鎮子著 暮しの手帖社) を読むことにしました。
 ずいぶんと前 (40年くらい?) に書かれた文章ではあるのですが、内容はとても洗練されており、現代の生活にもフィットする "すてきに暮らすためのヒント" がちりばめられていました。 言葉遣いは極めて上品で、暖かさと爽やかさにあふれており、著者のお人柄や気持ちが文章からしっかりと伝わってきます。 でもこのエッセイ集はそれだけでは語れない不思議な読後感があります。
 時を経ることにより "ヒント" のいくつかは現在の私たちの生活感として、また共通認識として受け取ることの出来るものになっていると思います。 でも執筆された当時の社会では相当インパクトのある内容だったのではないか、と思ったりします。