20th 初島Wハンドレース

akaisan2008-06-28

 集合は朝4時30分でお願いします。 というメールが回ってきましたので、3時20分に起床・・ おくさんの手作りパンをたべてコーヒーを飲み、4時10分に出発しました。 ちょっぴり飛ばしたので4時25分にハーバー到着。 40分から運営ミーティングがあり、スタートのスケジュールは "本部船は5時にドックアウト、5時半にアンカリング、40分にはライン設置。 エントリー81艇の洋上チェックインを開始" という段取りです。 なお、スタートラインは約0.5マイルで、ラインの中間にもう一つマークを入れ、本部船とエンドの両端で中間のマークを見通しとしてスタートラインとするとのことです。
 マークを積み込み予定どおり5時にハーバーを出航、航路ブイを越えて払暁のなか南南西に向かいました。 GPSで指定されたエリアに到着したころは東風が1〜2m程度あり、なんとかマニューバーも可能でスピンスタートとなりそうでした。 あたりの水深は50m、アンカーを約80mいれて固定完了しました。 ただし、江の島方向からの潮があり本部船は風に立つよりも潮に流されるほうが強い感じでした。 "Y旗 (ライジャケ着用)" と "L旗" を掲揚。 チェックイン一番乗りの艇はすでにすぐそこまで来ていました。 そしてあたりが明るくなるにつれてあちこちから続々と艇が現れ、チェックインが始まりました。
 スタートはオールフェア・・ 10分前に掲揚した "W旗" を7時ジャストに降下しました。 しかし、風がない。 海面も雲を映して皺もなく〜 ラインを設置した頃の東風もわずかに空気を揺らすくらいにしか流れていません。 なかには潮に押されて本部船に流されてきそうな艇もあります。 しかし前を行く艇からなんとなくスピンをはらませてじわじわと進んでおり、およそ30分くらいで皆さんラインを切っていったようです。 ということで午前中のお仕事は無事完了。 アンカーを揚げハーバーに戻りました。
 さて陸に戻ってもなかなか風は吹いてきませんでしたが、お昼頃になってようやく風力計が回りはじめました。 陸上本部が確認したところ、13時の時点でトップ艇が初島まで残り6マイルほどあるとのことでした。 だとすると6時間で23-6=17マイル・・ 平均3ノット以下・・ このままだと初島到着が15時・・ でタイムリミットが21時だから、残りは6時間・・ ただ、レース艇のあたりは5〜6ノットの風があるとのことですので、もう少し風が上がれば前のほうの艇はフィニッシュ出来るでしょう。 いずれにしろ本部船の出航は18時くらいですかね〜 という感じでした。 まあ焦っても仕方ないのでお昼のスタッフ弁当を食べてから、ポンツンに戻り夜に備えてみんなで少し昼寝することにしました。
 昼寝をしつつもあれやこれやととりとめのない会話で盛り上がっていた?ところ、16時頃陸本からの「17時にドックアウト願います」との伝言が入りました。 どう考えても21時まではライン上に待機になりますので、コーヒー紅茶、飴やお菓子、お弁当にきつねどんべい等々も準備しての出航になります。 空気も湿度が上がってきたようで、まわりの景色も低めの霞をまとって雨を予感させるような感じです。 さて朝のアウターマークに近づこうとする頃、西の海面に早くも一艇のセールが見えました。 おりゃーこりゃ速いわ! と焦ったのですが近づいてみるとダブルエンダーのリタイア艇と判明、一同ホッと胸をなでおろしました。
 フィニッシュ海面に到着して風向と風速 (およそ190度/4mくらいでした) を確認し、アウターマークの南側沖にアンカーを入れ、およそ130mくらい伸ばして 200m くらいのフィニッシュラインを設置しました。 サイドステイに黄色のパトライトを固定、記録用紙、電波時計、懐中電灯等々を準備。 沖をみるとやや右手より緑色のスピンを揚げた1艇が、正面からは白いスピンを揚げて3艇ほど、さらにその沖に数艇のスピンが見えました。 「いやぁトップ艇団が来ましたね〜」「どっちが先に来ますかね〜」「全部で何艇見えますか」「双眼鏡でトップ艇のセールナンバーは読めますか・・」などと俄然受け入れ準備が盛り上がってきました。