オリンピックウィーク二日目

 本日も7時30分集合〜回航記録用紙を補充して、抜け気味だったマークのエアを入れてもらいバースを出航、A海面へ向かいました。 さすがに昨日よりはゆるめのコンディションです。 なんとなく水蒸気がまわりを覆っているようで、江の島展望台が見えません。 ぐるっと見回してもあたり一面ぼんやり。 かといって全く無風ではなく、2〜3mくらいの南南東が入っています。 時おり上空の雲が切れて少し日差しが入ってくると180度〜200度くらいのブローになりますが、そのままスキット晴れるかと思いきや、再び水蒸気に覆われて165度くらいにシフトしたり・・ う〜ん、マークの上げ下ろしが増えそうな予感(^^;)
 結局第一レースは「RS:X」がスタートした直後に風が振れてしまい、「470」のスタート直前にAPとなりました。 もちろん上マークは移動です・・ でもでも! 実は神奈川県連レース運営艇には素晴らしいシステムが搭載されているのです! ウィンドラス? いえいえ、私も昨日初めて知ったのですが、ボンテン+ステンリングにアンカーロープを通してボート (やまゆり) で風上へグワンと引き上げてしまうのです。 およそ50mくらいのアンカーロープの先にはチェーン付きのアンカーが効いているのですが、ボートをおよそその1.5倍くらい走らせると、ステンリングまでアンカーが引き上げられ、ボンテンがそのままアンカーをぶら下げてくれるという訳です。 あとはボートを大きくボンテンへ旋回させ、アンカーロープを収納していくことができるという天才的なシステムです。 末木レース委員長の本部船からのシビアなコース設定にともなうこの日5回くらい?のマーク移動もこのシステムのおかげで難なくこなすことができました!
 さて、AP降下の後、風のほうも時おり5mくらいまでは上がったりして「470」「レーザー」「シーホッパーSR」と順にレースは進みました。 途中若干の風待ちもありましたが、「RS:X」含めて各々3レースを消化しました。 やや波はありましたが昨日に比べれば楽勝で、お昼のお弁当もマーク回航の隙を見て余裕でたべることもできました。 そして13時50分に風もやや強めになってきたところで「470」の4つ目のスタートがあり、いよいよこれが今回のレガッタ最終レースとなりました。 トラペゾイドコースなので上マークは最初の一度だけ回航になります。 例によってトップクラスの選手がピシッと回航・・(でもワールドチャンピオンはこのレースをキャンセルしてハーバーに戻っていたそう・・コノコノって感じ) その後続々とやってくる艇が全て回航を完了して後、しばらく待ってマークを引き上げ、ハーバーへ戻りました。 いや〜お疲れさまでした!! 大きなトラブルもなく、上マーク運営を完了できて良かったです!! (私的には緊張の大仕事でしたワ^^;)
 今回のレガッタにはオーストラリアのチャンピオンと、タイ、韓国から選手が参加、ハーバーにも国旗が掲揚され、開会式・閉会式にも英語の通訳があり、JURYもオーストラリア、韓国、中国から来ていただき、国際色豊かな大会でした。 (公示・帆走指示書を含む公用語は英語です!) そうそうチーフJURYのアレンさんはダーウィンのテーザーワールドでも一緒 (私も一回 "Jury Room" に入ったので・・汗;) でした。 いやはやオリンピックレベルのセーリングを目の前で見ることができ、楽しくもインターナショナルな週末でした!