そうだ 京都、行こう!!

akaisan2007-03-25

 朝起きて窓を開ければ、東山にどんよりとした雲・・ 道路を見下ろせば水たまりに時おりポツポツと・・ 遠くの空も少し明るくなってきてるような気もしますが、すっきり晴れるにはしばらく時間はかかりそうでした。 7時45分にホテルの上の階でバフェー朝食を食べました。 まあ、まあまあかな。 今日は8時30分に出発です。 京都観光二日乗車券 (市バス、地下鉄乗り放題:大人2,000円、子供半額) というのをゲットしなくてはなりません。 ホテルのカウンターでは二日券というのは扱っておらず、駅の向こうのバス案内所へ行こうと地下通路へ入ったところで交通局の出店 (カウンターですね) で売っていました。 いずこも同じ(^^) このチケットを買うと乗り換え早見表とか、特典チケット (たいした特典ではありませんでした) が付いたガイドマップを頂けます。
 今日は少し離れたところからということで、まずは金閣寺を目指します。 たくさんのアクセス方法があるのですが、まずは乗り換え早見表に従って駅前のバスロータリーから205系統のバスに乗りました。 既に観光客でけっこう混雑していますが、うまいぐあいに一番後ろの席に座れました。 京都の街の大きさ感というか、ポイントポイントの距離感というのがないので、地図の上では近そうに見えてもけっこう時間がかかるように思いました。 気がつくと9時半過ぎです。 しばらくしてまだほんのちょっと雨の残る「金閣寺道」というバス停で下車。 う〜ん、もしかして地下鉄で北大路まで出てそこから金閣寺へ向かうバスのほうが早かったかな? バス停からはもう50mも歩くとそこは金閣寺の入り口です。 いやいや、入ってすぐに金ぴかの金閣が輝いていました。 お〜なんてビューティフル! もちろん純金の固まりではないでしょうけれど、くすむことなく光り輝くのはまさに金箔、いや金閣 (すんません_ _) です。 それにしても美しいのは金閣舎利殿だけでなく庭園全体ですね。 まあ完璧に整備されています。 自然に任せているようで隅々まで気配りされた感じのする素晴らしいお庭でした。
 さて金閣寺を出たあとは竜安寺を目指します。 バスの接続の関係で一つ手前のバス停で降りて一停留所歩くことにしました。 降りたバス停は「立命館大学前」です。 そっか〜 ここが立命館大学か〜 立命のヨット部のなが〜い友人が何人かいるのですわ。 とりあえず校門のところで記念写真(^^) そこから竜安寺まで歩きます。 途中地層の見学など・・ で、10分弱で竜安寺に到着しました。 11時前だったので、そうそうお団子たべよう! ということで300円。 一串に小さい団子が5つです。 うんまい(^^)
 竜安寺といえば石庭!・・で超有名ですが、おやまあ以外にコンパクトな庭園。 枯山水でシンプルなのは知っていましたが想像していたよりは小さいです。 ということはプロポーションが良いってことなんでしょうね。 お客さんが多くて (こりゃまぁ仕方ない^^;) 静かに瞑想するという感じではないのですが、できれば一人っきりで訪れたかったところですね〜 スリッパが用意されていましたが、途中から裸足になりました。 板の間の感触を味わうにはやっぱり裸足ですよね。 鎌倉時代へちょっと時間が戻ったような気分。 竜安寺の中も庭園がきれいでした。
 竜安寺の次は仁和寺です。 でも「御室仁和寺」というところで下車したところでおひるごはんにしました。 ちょうど仁王門の前になるところでしょうか。 京都と言えば湯豆腐! ということで、大人は湯豆腐、こどもは釜揚げうどん。 ローカロリーでヘルシー、しかもしみじみうまいっす。 そのあと仁王像の門をくぐり、まずは左側の仁和寺御殿に入ったのですが、これまた素晴らしい庭園です。 ちょうど日差しも戻ってきました。 板の間の回廊から白砂が波のように見えたり、池や滝、遠くに五重塔を配置して・・ 心落ち着くね〜 もうこういうところに住めたら最高だね〜ってところでしょうか。 海と水平線の見えるのも最高なんですが・・ やっぱり和風かも・・そうですね〜 今回の庭園ナンバーワンって感じです。
 仁和寺のあとはバスで「野々宮」まで向かい、竹林の道を散策しました。 遠くでトロッコ列車の汽笛が聞こえました。 竹林をしばらく行くと「天龍寺」北口です。 そこから坂道を下り、天龍寺庭園へ入りました。 こちらもステキな庭園でした。 ここらあたり小さなお土産物屋がたくさん並んでおり、なんだか小町通の雰囲気が漂います。 歩いている観光客もこれまでのお寺巡りとはちょっと変わって、カップルとか若い女性仲間の "Putit 旅" って感じです。 そうなんです、ここは「嵐山」なんです。
 ここで思わぬ敵が現れました(^^) 「京都 嵐山ちりめん細工館」 我が家のクラフト大好き女性達、も〜ここで30分以上もトラップされてしまいました。 なんとも味わいのある手作りちりめん細工の数々。 いくら眺めても終わりがないくらい様々なモチーフで、大きいのからと〜っても小さいのまで数えきれない作品 (ぜんぶ売っています) が並んでいました。 いかにも京都どすなぁ(^^) いくつかお土産を買ったあとは「渡月橋」です。 お〜これが有名な渡月橋! TVドラマによく出てくるってところですよね。 今朝までの雨のせいか水量がけっこう豊富でした。 しかしこのあたり観光客でいっぱいです。 観光バスもあちこちから集まってきてるようです。 バリバリとなんだ?と思うと暴走族まで (暴)
 なんだかデジャヴューを感じます・・ そうなんです、これって鎌倉 (小町通り・クラフト系お土産/お寺・桜・紅葉) - トロッコ列車 (江の電) - 江の島 (江の島大橋・屋台) - 観光客、一日1,000円の駐車場、暴走族・・ そっくりじゃあ〜りませんか?
 あんまりこういう混雑さは得意じゃない我が家なので、市内へ戻ることにしました。 62系統のバスに乗ったのですが、途中「広隆寺」にも停留所がありました。 どどど、どうしよう・・ と思ったのですが「う〜ん、次回!」ということでお楽しみを残しました。 さらに進んで京都市役所の手前の「烏丸御池」で下車。 ここから少し歩いて道の向こう側に「本能寺」があるのです。 時代は下って安土桃山時代です。 ビルのように見える裏側に本能寺はありました。 そして織田信長のお墓まで。
 河原町通へ出てすこし南に向かい、河原町三条交差点を東に折れるとがやがやした中にポツンと小さな石碑が建っていました。 「池田屋騒動跡地の碑」です。 私の中で急速に時代は進みました。 京都と言えば明治維新前夜って感じです。 霊感がある訳ではないですけれど、志士達や新撰組の息づかいや足音が聞こえたような気がしました (ドキッ^^;) "竜馬がゆく" の読みすぎ? #でも石碑がパチンコ屋の前ってのがちょっと悲しかった・・
 とりあえずそろそろ早めの夕食をということで、四条河原町の京都高島屋の7Fにある「田ごと」というところに行きました。 昨夜もそうでしたが、京都の料理は "薄味をいかに極めるか" ってところにアイデンティティーを求めてますよね。 素材の味をほのかに引き出すようなうまい味付けにうれしくなりました。 明日はもっと天気がよくなるそうです(^^)