もうひとつひさびさの

akaisan2007-03-11

 朝起きた時はざぁざぁと雨の音がしてました・・ でも朝ごはんをたべたころには! やっぱりざぁざぁしてました。 でも9時をまわったころ少し小降りになりました・・ 9時半になった時、雨はほんの霧のようで空は少し明るくなりました。 オーナーに電話をしたら、なんとなくみんな集まってきてるとのこと。 お〜し、Yaho天は回復の方向だし、こりゃ行くしかないの〜 ということで9時の集合時刻にはとっくに遅刻でしたがスタタタタと出発しました。 すでに北東の風がピュルルルル〜と吹いてます。 シンチラを着てその上にシンチラジャケットを重ねて、下はオヤジパンツで防寒はバッチリ、ひさびさなので商売道具のセーリンググローブとカッパは忘れずにバッグに入れました。 でも・・鼻スプレィとティッシュは忘れちゃいましたね(^^)
 10時前にハーバーに到着。 既に艇にハシゴがかかっています・・が、誰もいません。 クラブハウスに行くとあれまぁ、こんな雨だったのに私をいれて8人もクルーメンバーが揃っていました。 新年の安全祈願祭のあと今年の初乗りということで、お互いやあやあやあとごぶさたごぶさたです。 でもオーナーは東京から離れられなかったとのこと。 あれ? あの朝の電話は東京だったんすか?
 今日の予定は定例のクラブレースということで、タイムシフトなスタートシステムで烏帽子岩を回航するコースです。 予定を少し遅らせて一番遅い艇が11時、こちらは11時40分スタートするということです。 しか〜ししかし、沖は白波立ってとても艇を出せるようなコンディションじゃありません。 江の島では20mくらい吹いてたそうです。 ホントにやるのかいな・・ とのみんなの期待を集めて、レース委員長は結局11時前にレース中止を決定しました。
 そのころ海上保安庁のヘリコプターがハーバーの近くをぐるぐるぐるぐる飛んでいました。 しばらく見ているとヘルメット以下フル装備のダイバーがワイヤーで吊るされて降りてきました。 そのままハーバーの防波堤に着陸? 続けてもう一人も降下! オヨヨいったいこれは何なの? 事故?それとも訓練? ということで、関係者一同緊張の眼差しでダイバーの挙動を見つめてました。 防波堤を走るダイバー・・ ウルトラ警備隊みたいです。 上空でホバリングして待機するヘリ・・ どこかで見た景色・・ お〜そうじゃ、これはこないだ出張する時に機内で見た映画にそっくり! #そうなんです、ちょうどケヴィンコスナーの「The Guardian」という "U.S. Coast Guard" を描いた映画を見たんですワ。 デジャヴューじゃなかったのね(^^)
 結局事の顛末としては、あるボートが間違ってイーパーブのスイッチを入れてしまい、それがどうやら米国より最近運ばれてきたボートで、イーパーブのDB上ではまだ米国の船籍のようで、それが日本の相模湾から緊急信号を揚げたって事らしいです。 ダイバーが到着した防波堤の内側に係留されていたボートなので、イーパーブの発信した信号はほとんど10mくらいの誤差でハーバーの位置情報を送っていたという事です。 ぴったりの位置にやって来てくれた訳で、さすがさすが、いやいやたいしたシステムですね〜 もちろんヘリは近くの大荒れの海面で転覆しているか沈没しているボートがいるものとして、海上を捜索していたのでしょうけど・・
*イーパーブ:EPIRB (Emergency Position Indicating Radio Beacon) 非常用位置指示無線標識〜非常時に地球を周回する衛星に向けて遭難警報を発信するブイ式の装置
 ヘリが去ったあとはしばらくいろんな話に花が咲きました。 リタイヤして平日は畑に通う先輩や、ついこのあいだ還暦を迎えた先輩もいれば、ここ2〜3年で結婚したような若いメンバーもいます。 けっこうみんなホーンブロワーシリーズを読んでいたりして話が盛り上がりました(^^) そうそう、シャクルトンもみんな読んでましたね。 ただ昔と比べるとアクティブな艇の数がちょっと減ってしまったのはすこし寂しいところです。 でも海に集まる楽しさは変わりませんネ。 お昼にみんなでコークでピザーラお届けをかじったあと、若いメンバーが艇のすのこの再塗装をするというので金物屋に塗料を買い物に行ったりして少し手伝いました。 前線が抜けたような感じではあったのですが、晴れ間が出るにはまだまだ時間がかかったようで、北東の風は冷たかったです。 三々五々の解散ということでセーリングはまたまた次回のお楽しみということになりました。