鉄ちゃんって訳ではないんですけど・・

 シャーロックホームズの本を読んだあとでしたが、「英国鉄道完乗への挑戦」「イギリス=鉄道旅物語」という2冊の本を奥さんが借りてきてくれており、東海道線車中で読んでしまいました・・(ちょっと隠しつつ^^) どちらも "おっさん、すっきやなぁ〜" という、ついつい関西弁で反応したくなるような本でした。 鉄道の原点も、鉄っちゃんの原点もイギリスなんだね〜 というだけでは語れない。 いったいこれはなんなんでしょう! とにかく古い(100年以上前のも・・)のが魅力? 田舎っぽい(すぐに野原にでる〜)のが魅力? いつまでも機関車をキレイで磨いているボランティアの心意気?
 読んでると自分もやってみたくなるぅ・・線路は続くーよー どーーこーまーでーも〜  "BritRail" という海外からの旅行者向けの割引パスがあるとのことで、いちばん長いのは1ヶ月間乗り放題の "Consecutive" で91,800円です。 いつか時間を持て余すことになったときのためにブックマークしておきましょう!
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 実はこのハテナを書いていて、2年前にイギリスからドイツへ行った時に、ちょっとしたハプニングがあったことを思い出しました。 仕事でロンドン近郊の "Maidenhead" にあるオフィスにでかけ、夕食をそこで働いている日本人のメンバーと一緒にcityにある中華料理(今だから言えますが、残念ながら味はイマイチ)で食べました。 で、ホテルに戻りますか・・となったんですが、"Maidenhead" 方面に戻るのは私だけ。 まあ、まだ8時過ぎたくらいだし電車に乗って帰りますわ・・ とみんなと別れて電車に乗りました。 いちばん最寄りの駅は "Marlow" とのことでしたが、途中で乗り換えが1回入ります。 現地スタッフが言うには「乗換駅で降りて、タクシーに乗ったほうがいいかな・・」とのことでした。 途中の乗換駅までは高架線をゴトゴトゴトゴト・・ それでも40分くらいで到着。 ホームに降りると隣のホームから "Marlow" 行きが10分くらいで出るような表示が出ていました。 まあ、それなら "Marlow" まで行ってそこからタクシーを拾いますか・・と分岐線に乗り換えました。 いわゆるボックスシートに乗客はぽつりぽつりと点在状態。 一応定刻に電車(ディーゼルカー)が出発しました。 しかし、なんだかのんびりゆっくりとしてます。 音で言うとガタンゴトンガタンゴトンって感じでしょうか。 そこそこほろ酔い加減でもあり、まあのんびり行きますか〜 てな気分で乗ってたんですが、いくつか駅を過ぎるあたりでだんだん誰もいなくなってきました。
 そして終点 "Marlow" です。 一緒に降りたのは私とあとは二人だけ・・ どちらもさっさと帰ってしまいました(当たり前か・・) ところでここが駅なの?? ぐるっと見渡してみても、誰もいません・・ これって無人駅! 駅らしい明かりもありません・・ 時計の針は11時すぎ。 あれっ あれっ もしかして、とってもまずい状況?? もちろん駅前にタクシーが客待ちなんかしてる訳もなく・・ おりゃ〜 ほろ酔い加減はす〜っと消え、冷や汗が・・ しばらく待っててもタクシーが来ることもなく、最終列車?だったのか駅に人が現れる気配もなく・・
 こりゃどうしよう・・ とにかく歩いてみるか・・ でもホテルの位置も方向もそこまでの距離も、まったく情報がありません(**;) 街の地図でも貼ってないかと、とぼとぼと歩いていたら、遠くに "PUB" の明かりが見えました。 すでに営業を終え、いすをひっくり返してテーブルの上に乗せて掃除をしているところでした。 店の扉は開いており、中に入ることが出来ました。 とりあえず冷静さを装い、店員のお兄さんに「タクシーを呼んで欲しいんだけど・・」と頼んだところ、すぐに電話してくれました。 助かった〜 待つことしばし(15分くらいか・・)、古びたタクシーが現れてくれました(^^;) とにかく良かった良かった! "PUB" のお兄さんにも、運ちゃんにも感謝感謝。 近い割には10ポンド近くも取られましたが、まあ生きて帰れただけでもラッキーと思い、"Keep the change" と・・ 久しぶりに冷や汗を思い出しましたワン。