そして鹿児島へ

akaisan2006-01-08

 行ってきました、サツマ白波・・ ということで、家族で鹿児島旅行です。 そのテーマは「砂に蒸されながら明治維新と西郷さんに触れる旅!」

 そもそものきっかけは、娘たちが図書館で借りてくる「まんが日本の歴史シリーズ」がいよいよ近代の内容になり、人物伝シリーズから「西郷隆盛」「坂本龍馬」を借りてきたことです。 また「南洲翁遺訓」について日経ビジネスで稲盛さんが連載していたこともきっかけのひとつです。 一方「明治維新」について最後に勉強したのは高校の日本史(かれこれ30年前・・)で、せいぜい教科書で数ページでしょう・・ おかげさまで細かな内容は記憶にありませんし、そのバックグラウンドについては浅い理解しかありません。
 ただ、日本の社会をひっくり返すような出来事がなぜ?この最南端の薩摩の国から湧き起こったのか。 西郷隆盛大久保利通だけでなく、明治維新に関わる多くの人材がなぜこの時期鹿児島から現れたのか。 そこらへんの事情については最近とても興味があったのです。 そして今回2泊3日でしたが鹿児島へ行ってみることで少しばかり理解することができました。 やっぱり現地を訪ねるってことは大切ですね! ということで、今日から3日間のシリーズ連載です。

 まんず初日: うちを6時50分に出発、一路羽田に向かってクルマを走らせました。 途中渋滞もなく羽田(京浜島)までちょうど1時間。 今回はクルマを空港近くのパーキングサービスに預けることにしました。 休日を挟んでるので5,900円(約4割安)です。 送迎もきちんとしていてなかなか便利。 空港で軽く朝食のあと9時5分発JAL1865便A300に乗り込みました。 途中の航路は晴れ、揺れもなく本州四国の海岸線を約2000FTの高度からゆっくり眺めつつ、11時頃鹿児島空港に到着しました。 空港から市内へは高速バスで40分、ちょうど12時に鹿児島中央駅バスターミナルに到着しました。 おりゃ?暖か〜い(^^) 一足先に春が来たって感じがします。 街行く人もニットだけだったり、東京の寒さに比べてあの刺すような冷たい風も吹いてないし、こりゃ快適(^^) と言いつつまずはお昼時ということで、駅ビルの地下で軽く食べることに・・ 「山椒」というところで「わっぱめし貝汁付き」というのを食べました。 わっぱめしはもち米がうまいっす。 また貝汁はアサリがいっぱいです。 鹿児島では有名なのでしょうか、ちょっと値段は高いですが、わっぱめしはいくつか種類がありますが、他のお客さんも頼むのももっぱらこれでした。
 今日は到着したばかりだし、宿はここから電車(?ディーゼルカー?)で小一時間かかる指宿なので軽く近場を回ることにして、駅前の「若き薩摩の群像」を見学した後、まずは5分くらい歩いて「大久保利通銅像」を訪ねました。 う〜ん立派な銅像です。 そこから直ぐそばの川沿いに、続いて「西郷隆盛誕生地」「維新ふるさと館」「大久保利通生い立ちの地」と回りました。 このあたりは下加治屋町と呼ばれていたそうです。
*引用(http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/kagoshimasiseki.htm):二つの碑が全て同じサイズで出来ているのは、石碑製作の際、西郷のいとこにあたる大山巌が、「西郷さんと大久保さんの碑、全て差別・区別の無いように製作するように」と命じたことにより、材質や碑のサイズなどが全て同じになっているのです*
 さて「維新ふるさと館」ですが、写真や資料など西郷さんを中心に貴重な資料が豊富に展示されていますが、特に映像、ジオラマアニマトロニクス(それほど高度ではありません)で構成された明治維新の物語(ドラマ「維新への道」といいます)がとても面白くてためになりました。(事前に明治維新の内容を予習していったので良かったのです^^) 娘たちはどこまで理解してくれたでしょうか・・ じっくり見ていくとあっという間に時間が過ぎてしまいますが、とりあえず初日は早めに投宿しようと思い、再び歩いて鹿児島中央駅へ。 そこの1番ホームから15時38分の2両編成快速なのはなに乗りました。 途中に日本の石油備蓄基地である喜入(巨大タンカーも接岸してる)を通過し、指宿の駅には約1時間で到着、そこからタクシーで今回の宿「指宿いわさきホテル」に向かいました。
 ちなみに、我が家はまったく知らなかったのですが、実はこの日は歴史のある「第25回いぶすき菜の花マラソン大会(毎年1月第2週日曜日開催)」が行われており、ホテルは足を引きずっている市民マラソン選手でいっぱいでした。 ところでこの指宿いわさきホテルですが、写真で観ると巨大リゾートホテル。 でも中に入ると巨大温泉ホテル・・ しかも結構ふる〜いタイプ・・ あちこちリニューアルしている雰囲気はありますが、まったくタイムスリップしているような部分もあり、なんだかちぐはぐな感じは拭えません。 あと食事はいわゆる星"マイナス3つ"って感じです。 お風呂はまあまあ。 広い売店のすみっこあたりで焼酎の試飲が勝手に出来るようになっているので、一週間ぶりのアルコールと風呂上りについついほろ酔いになってしまいました・・ つづく