レース二日目(2-30-74)

 レース二日目、今日は朝から風が弱くいったん風待ち。 朝ノーティスを見たら昨夜の審問で失格になった真ん中の艇が再抗議を出していました。 ジュリーに聞くと新しい事実がありそうなので再審問するとのこと。 3艇を呼んでの審問では私の艇がケースの時点でスターボだったことを証言してくれたのでひとまず安心。 やれやれ〜真ん中の艇はいづれにしても被害者ではあるのだが・・ とりあえず真ん中の艇が救済されたかどうかはどっちでも良いので、もうケースのことは気にすることをやめることとする。
 審問の最中に南東の軽風が入ってきており、AP旗は降下されてほとんどの艇は既に出艇していました。 昨日の風への意識があったので、ラッシュガードの上にいつものプルオーバーを着て出ることにしました。 レース海面へ向かいながらなんだかふと昔に戻って懐かしの部歌を口ずさんでしまいました。
 第四レースはスタートは真ん中よりやや上目からまあまあ、二人で上デッキに座るくらいで始まりました。 うまい具合にフレッシュウィンドの位置がとれたのと、波もないのでちょっと上らせ気味にスピード重視でセーリングに集中。 最初の上マークを15番くらいで回航しました。 これくらいの風だと日本艇が上位にかなり入っています。 2765、2395、2761、2669も我々より前にいるようでした。 サイドに向かう途中、すぐ後ろにいた2676が監視艇からイエローフラッグをもらい720度回航となりました。 42条の規定については体で理解できてないので、とにかく監視艇が近くにきたらセールトリムは極力小さく、体でローリングを止めるのも控えめに、前後のロッキングはもってのほか・・で行くことにしました。
 サイドマークから下マークまではほぼそのままの順位で回航。 次ののぼりコースで、前を行く艇団はカバーしあいながらタック目で左に入っていくようでした。 とりあえずこちらはすっきり走ろうと右に少し伸ばすことにしました。 1〜2分して後ろを振り返ると、左の艇団はあまりスピードがなく、こちらがバウが出ているように見えました。 そこでコースの半分くらいまで走って一度左へタック。 この時点で右の艇に対して優位に立っていました。 ミートする時点で2395、2765他が右に入ってきていましたが、軽く抑える感じでもう一回右に出すことにしました。 二回目の上マークはイギリスの2492に5艇身くらい遅れて2番で回航しました。 のぼりレグを走るの間、風の振れはそれほど感じなかったので、スピードに注意して右のブローをうまく拾えたのがラッキーだったと思います。
 下マークへ向かうとき2492とはすこしづつ間をあけられ、その差10艇身弱になりました。 最初すぐ後ろに2765が迫ってきており、いつものパターンだと追い越されてしまうのですが、頑張って抜かされないように走れました。 途中ちょっとセッティングをいじったところ、逆に引き離すことも出来ました。 何をやったかは「秘中の秘(^^)」
 最後のフィニッシュへの上りでは、回航直後左からのブローが入り、後ろから回った2765がぐっと登って追いつかれてしまいました。 この時はありゃ〜やられたか〜と思ったのですが、なんとか前を通れるタイミングでタックを返し、ぎりぎりで先にフィニッシュできました。 ゴール直後は奥さんとハイタッチ! やった〜2着!! なんだ〜落ち着いて走らせればいいところ入れるじゃん(^^)!!!
 続いての第五レースは途中で風が回って訳が判らなくなり、無風状態から風を探しながら汗ダラダラで30番。 第六レースもいったんSea Breezeが入ったのですが、上マーク直前で無風になって大混乱・・焦れば焦るほど強い潮に流されてマークを回れず、どんどん順位を下げて結局74番でした。 トホホ・・
 しか〜し!ワールドで2着に入ることが出来たのは今回の最高のみやげ話になります。