春一番

 昨日は春一番が吹きましたね。 ちょうど朝から東京ビッグサイトへ出張があったのですが、いつもの日の出桟橋コースをやめて、新橋からユリカモメで有明国際会議場駅へ向かいました。 おかげさまで、気温も高く上着を脱いでセーターで過ごしていました。
 ビッグサイトのあたりは東京湾の奥に位置するので、さすがにうねりまでは無いように見えましたが、あたりの海面はビビビとブローが吹き荒れていました。 20mくらいは吹いていたのではないでしょうか。 当然ヨットはどこにもおらず・・
 春一番といえば、この時期低気圧が発達しつつ日本海から東北を抜けていく際に、南東に伸びる温暖前線に向けて風が吹き込む時に起こる現象ですが、きちんとした定義を調べると「立春から春分の間で、南寄り(東南東から西南西の風向)の風速が8m/sを越えた最初の風」となるそうです。
 最近は天気図から確実に予測できるようですが、情報が無いときには、「おだやかな気持ちの良い日だな〜」と思っていたら、南西から突風が襲ってくる訳ですから怖いですよね。 実は学生のときに1度遭遇しました。 春合宿の何日目だったか忘れたのですが、ぽかぽか陽気、ほとんど無風の中とりあえず出そうといって沖に向かい風待ちをしていたときでした。 なんだか西のあたりの水平線が妙にでこぼこして見えてきたのです。 ふ〜んと思って見ていると、でこぼこがだんだん黒っぽく広がってきて、5分もしないうちに全艇吹き倒されていました。 ぽかぽかとは言え春合宿なので全員ウェットスーツを着ていましたし、救助船が付いていたので大事には至らず、全員ぐちゃぐちゃになりながらも浜へ戻れました。 当時は天気予報でも予測されていなかったと思います。 今でもはっきり目に浮かぶ怖い思い出です。
 もう一つ、春一番といえばキャンディーズです!(覚えている人はもはや40代?) 1978年4月4日後楽園球場(昔の)でのファイナルコンサートに高校時代の友人と上京してきたんですよね〜(私自身はむちゃくちゃなファンというわけではなかったんですけど・・)