最終レースだぁ

akaisan2004-12-11

 1) いよいよ最終レース
 本部船からの無線によると、本日のコースはS-1-4-1-4-1-2-3-5-Fと書いても判らないでしょう。 上下ソーセージを2回回って、3回目の上の後、台形の斜め下へ向かう。 その後、台形の短辺の下へ向かい、もう1回リーチを走ってFinishの本部船へ上るコースです。 海面に出ると今日も15knot〜あって風が強い。 スタートはまっとうなスタートで飛び出したがやっぱりポテンシャルは他艇と同じくらい。 レベル高い・・2回目の上マークまでに艇団をリードしたが、ここでスピンアップに失敗し水中を引きずる形となり、びたりとスピードダウン。 引き上げている間にかなり追いつかれ、一時はFOXYにリードされる状態になった。 しかしスターボでフリーの間右に風が振れ、ブローもあり再度リードする状態になれた。 超ラッキーふぅ。
 そのリードを保ったままなんとか最終下マークを回航。 FINISHまではスターボの片上りレグ、抜かされる心配はなさそう。 それにタックもなさそう(^^)。 おまけに10挺身弱後方のFOXY LADYはスピンの取り込みに失敗し、スピンをマストトップからたなびかせながらのクローズセーリングとなっている。 それを後ろに見ながらまっすぐスターボのままFINISHラインを通過。 やったー、トップでゴール。 朝、人数分積んでおいたSINGHAビールで乾杯! 
 ジブを下ろし、機走で泊地に向かう途中で、RUBY TUESDAYがデスマストしているた。 しかし彼らは最終レースリタイアしても優勝である。 たいしたものだ。
 2) 成績・・・
 IRC1クラス参加9艇中、総合5位。 初日、二日目の3レース分のリタイア27点が大きく響いた。 それを除くと、3-4-3-1-3であり、十分トップ争いに絡んでいたはず。 惜しかったです。 
 あと、実はIRC1は4位までだと王様からトロフィーをもらえたのだ。 私的には王様に会いたかった(^^)
 3) 事故のこと
 今回第一レースでケースがあり、相手艇の女性クルーが大けがをした。 たまたま私は後発組で途中からプーケット入りしたため、ケースそのものには全く関わっていない。 聞いたところでしか書けないのだがを、15〜20knotくらいの風の中、下先行する相手艇とスターボクローズホールドで帆走中、相手艇がブローチングして突然タック気味に切り上がってしまったところに避ける間もなく突っ込んでしまったらしい。 相手艇クルーは当然フルハイクということで、右舷にせり出していたクルーのうち、一人の女性の腰のあたりにJ120のバウがあたったということだ。 女性はすぐさま病院へ搬送されたが、骨盤骨折、内臓摘出・・という重傷。 一命はとりとめ、快方に向かっているとのことだが・・
 この件はチーム全員にとって非常にショックな出来事となってしまった。 40ftの艇が多分7〜8knotで走っていたのであり、その衝撃は大変なものだったと思う。 そのぶつかる瞬間をほとんどのメンバーが凝視していたとのこと。 夜、夢に見ることも・・そうだと思う。
 なにはなくともまず安全。 無理をしない帆走。 今後の自分のSailing人生に忘れないキーワードとして再確認しよう。