King’s Cup最初の日

akaisan2004-12-10

 1) 初レース(朝7:15にBoathouse前のビーチに集合!って早くない?)
 ということで、5:45に目覚ましをセットして寝たのですが、早く起きてしまって時計電話とにらめっこしながら朝を迎えました。 6:30から食事が出来るという話なので、その時間ぴったりにロビーのカフェーへ向かい一人でオムレツ(トマト、マッシュルーム、タマネギ入り、チーズはお断り)、ベーコン、デニッシュパン・・を食べ、生姜たっぷりのおかゆを食べてお腹いっぱい。 部屋に戻って着替えて出発しました。
 ビーチではどの船も氷、水、食料をかついで来てメンバーが集まって来てる。 ここから渡し船に乗って沖止めしているクルーザーに向かいます。 ところで、この渡し船がすごいんです。 クルマのエンジンをスイベル台の上に固定してスタンから5mくらいのシャフト直出しでスクリューを回して進むように作ってあります。 舵は無し。 どうやって動かすんじゃい・・と思った方はタイへ行って自分の目で見てください。
 さて、Team Blue Juiceも氷、水(18本くらい?)、お昼のサンドイッチとバナナをに積んで、クルー全員とBlue Juice号へ出発。
 Willはさっそく船底磨きをやってました。 Teamいち若いNも一緒になってやることになり、朝から泳いでいました。 沖止めのアンカーをテンダーに移してレース海面に向けて機走でしばらく向かいました。
 とりあえずジブ周りトリムはHさん、テーラーはWill、ってウインチは私(^^;)という配置になり、「まあ新参者ですから」って今日はウインチを力一杯回そうと心に決めてハンドルを持ちました。
 ところが・・沖へ向かっているうちになんだかピューピュー風がでてきました。 なんだかブローがビビビとくる・・ あれあれ?? King's Cupって軽風でお祭りで風待ちが暑くて暑くてっじゃないの?
 もう時間も少ないのでメインを揚げてNo1のジブをセットしたら、Tiburonよりも二周り程小さいウインチで、久しぶりのハンドルが重い重い。 これでタッッキングマッチなんかされたら・・と思う間もなく最初のグループがスタート準備に入ってる。 結局ありゃりゃ初めて乗る船で、初めてのメンバーに入ってもういきなりこんな風でレース??などと考えている暇もなく自分たちもスタートすることになってきました。 本部船からの無線通信によると、コースは「S-1-4-1-4-1-4-F」。 なんだってぇ?上りが3回? フリーも3回?、もしかして下マークのラフィングも3回・・この風の中で? と思ったのですが、ええ〜いこりゃしゃーないわー。
2) 第1レース(King's Cupってレベル高くない?)
 参加したクラスはIRC1という40Ftあたりのレーサークルーザーの集まるクラス。 この日の最初のレースは、通しで第5レースになる。 スタートはちょっと加速させ始める時間が遅くてタイミングはジャストだったけど周りと同じくらいのスタート。 でもほかの船も結構いいスタートを切っている。 へとへとになりながらなんとか動作をこなす。 ふぅ。 ゴールはFOXY LADYと僅差で1位。 レーティング修正では4位でした。
3) 第2レース(Phuketって風強くない!?)
 上目からスタートしようとしたが下艇に追い出され本部船の手前でタック、ジャイブして遅れてスタート。 終盤までにほとんどの艇を抜いたのですが、FOXYには追いつかずゴールは2位。 レーティング修正で3位でした。 レース中、Jさんタック回すの早い! 「タックしよう!」と言ったら、もう舵が回り始めてるぅ。 ジブがはためくころぎりぎりでWillがジブシートを引き、そのころやっとウィンチに手がかかるぅ。 なんとか遅れずにやれてるけど、初めて集まったメンバーでよくそこまで回せるなぁ。 ところでWill、もっとしっかりテーリングしてくれぇ。
4) 第3レース(1日3レースもやるの!? 通しで第7レース目)
 風が15knot〜に上がってきたので、ジェノアをヘビーに交換する。 どうやら3レース目を走るのはIRC1のクラスだけみたい。 しんどー。 ということを思いながらもレースが近づく。 スタート2分前くらいにやはり上目にいたところ、並んでいる艇の間に入り込めるスペースが無いため本部船の上を越えてラインの上からスタートラインに戻るというトリッキーなスタートを強行。 ガンの瞬間はアウターの近くにいて、下の1艇をかぶせる形でスタート。 しかしながら上の艇もなかなかのスタートでほぼ同じタイミングで走り始める。 少しづつバウが出始めるころ、回りの艇はポートにタック。 しばらく進んで、やはり左が風があるが抑えるためにタック。 下の艇を見ながら走らせる。 コース中ほどでさらに左のブローを拾うためにスターボにタック。 結果としては+-あり、上マークでは7〜8艇身のリードで回航。 最初の下マーク回航直前のジャイブでスピンをジブファーラーに巻きつけそうになるが、なんとかダウンしてマーク回航しました。 この後も大きくカバーしながら走りましたが、風に合わせてタックしてくる他艇に差を詰められたり離したり、非常に接戦。 終われる身のつらさ・・しかし、なんとか我慢して2分50秒離してトップでゴール。 修正でも1位となりました。 
5) パーティーにて
 レースで1位になったのは日本からの参加では初めてのことのようでした。 またこの日だけの成績でも1位だったようです。 すばらしい出来事でした。 あの風の中、接戦の中、汗まみれになって水をがぶ飲みしながら必死に走り回っての1位です。 最高にビールがうまい〜!!