ドイツ文学・・・

akaisan2010-04-16

 偶然のたまたまなんですが、ドイツ作家の本を続けて読みました。
 「深海のYrr:Der Schwarm」フランク・シェッツィング 2008年 長編海洋科学サスペンスというのでしょうか・・・ 500ページ強の文庫で三冊。 いやホントに長編です。 途中眠くなりそうな目をこじ開けて〜 というと面白くなかったのか?と思われますが、実際は長いぶんだけたっぷりと内容があるので、結果としては深海に引きずり込まれるように読み続けてしまったというのが実態。 おかげで電車の中で睡眠不足(^^;) 最終展開はいくぶんハリウッド的な感じになってしまったのがちょっと残念かな。
 「点子ちゃんとアントン:Pünktchen und Anton」エーリッヒ・ケストナー 高橋健二訳 こちらは児童文学。 発表は 1931年なので 80年前になります。 この歳になって児童文学・・・と思ったのですが、なんとも良かった。 第八章の "ブレムゼル先生、真相を知る" に描かれている点子ちゃんにはもう降参です。 読んだあとでついついオトナ的になってしまい、自分の娘たちにも読ませたいなぁと、何気に誘ってみるのですが今のところは通じないようです。 でも何時かは判る時が来るでしょうネ それからでも遅くはないです。 こういう小説は幾つで読んでもオーケーです。
 #点子ちゃんに辿り着いたのは鉄腕アトムなんですよね・・・ 同じルートを通った人もいるんじゃないかな(^^)