ハイブリッドを超えて

 東海大学のソーラーカー "Tokai Challenger" 号? がオーストラリア:ダーウィンアデレード 3,021kmをまっすぐ南下する公道を走るレース「Global Green Challenge」を29時間49分で走破し、ソーラーカー部門で総合優勝したそうです。 単純に割り算しても平均時速 100km/h!
 天候とかどの程度のアップダウンがあるのかとかいったレースコンディションはよく判りませんが、ここまでイケルとすると、いわゆる「人間の移動に対するニーズ」を満たすくらいなら一般道でも実用化可能なんじゃないかと思います。 あとはコストですかね。 でもクルマのコストの燃料代は不要になる訳で、まあ 10万km走るとしてガソリンだと約 1〜2万liter=>コストで 130万円以上は減るし、あとは税金面で大幅優遇されれば充分納得できてしまうんじゃないでしょうか。
 10年後くらい? 自分の子供たちの時代は "ソーラーカー" とか "ソーラースクーター" とかが134号線を走り回っているのかな。 渋滞は燃料の無駄消費じゃなくって充電タイムになる訳で(^^)
 さてニュースによると、ソーラパネルはシャープ製、Liイオン2次電はパナソニック製、モータは、ミツバ、日本ケミコンジェイテクトなどと共同開発となっていました。 コア部品は全て国産技術です。 アメリカスカップじゃないですけど、純国産技術でのチャレンジ&優勝というのは快挙ですね。 あと車体は "GHクラフトの協力を得たCFRP (炭素繊維強化樹脂) 製で質量は 160kg" だそうです。 GHといえばかつてスナイプを作っていましたよね。 GHパートナーズマリンクラフトって名前だったかな。 うちの大学でも一艇購入した記憶があります。
 ワールドで訪ねたダーウィンの街の名前と共になんとも懐かし。
http://www.u-tokai.ac.jp/GGC2009/challenger.html