60周年

 午前中 Isda君の Priusに乗せてもらって 4人で元宇品へ行きました。 艇庫前まではクルマで入れないので、灯台の駐車場から原生林の間の階段を歩いて降りることにしました。 南風に懐かしい潮の香りが運ばれてきます。 打ち寄せる小さな波の音も昔のまま。 ただ砂がだいぶ増えているようでした。 遊歩道まで出ると左手から 4つ先輩の方々が歩いてこられました。 「やっぱり来たんかぁ」と言われてお互い苦笑いです。 
 艇庫は 4〜5年前に解体されたということですが、もうすっかり自然に戻っているようで、何も知らないひとが見たらそこに艇庫があったとは判らないでしょう。 似島を背景に記念写真を撮りました。 ふとあの頃の喧噪が聞こえてきた気がしました。

 まだ時間があったので、観音へ新しい艇庫を見に行きました。 昔の空港のさらに先にショッピングモール、クルーザーを停泊可能なヨットハーバー、そしてディンギーヤードが作られています。 若いOBが一人いたので案内してもらいました。 ポンツンに "しぶき" が浮かんでいたのでここでも記念撮影です。 エンジンを回してみたかったのですが (本当は沖に出たかった・・)、キーがないので上ってみただけです(^^;) 昔進水したときにキャプテンと二人してマジックで名前を書いたのを探したのですが、長年の補修の積み重ねで確認できませんでした。

 式典会場に到着すると懐かしい OBの方々がいっぱいです。 「はよーこっちへ来いやぁ」と受付に呼ばれます。 そう、まずは会費徴収(^^;) 名札をぶら下げてもらって、つぎは記念品の販売コーナーです。 もう予想どおり "ただでは帰さない!" 状態です〜 家族用に記念ポロシャツを 2枚購入。 会場に入ると実は自分たちより若い OBもたくさんいて、なかには Babyを連れている OBも(^^) そういえば自分も 10年前の式典では同じだったんですネ
 13時に キャアさんのよく通る号令で式典が開会しました。 #まず物故者の紹介・黙祷です・・ 続いてしぶき会会長挨拶があり、いつものお声を聞くことができました。 続いてヨット界の方々だけでなく大学長、市長からの来賓祝辞がありました。 OBから現役への記念品としては "新しい部旗" がしぶき会から贈られました。 14時からの懇親会はもちろん "千福" の鏡割りで乾杯です。 和太鼓や応援団、他のアトラクション、来賓祝辞などが続きます。 そしてやっぱり最後はあれです "怒濤の譜"! そう、あのエールが切られるうちはホームポートは七つの流れ清らかに流れいづる我らが "宇品" なんですかね・・ 歌はそのままがいいですなぁ

 さて60周年は還暦ということで、過去の栄光と低迷はあるものの、故ワンチンさんを見習って "夢を語り知恵を出す" 次の60年に向けて新しく考えていこうというのが、多くの OBの気持ちだったでしょうか。 遠く離れているとなかなか協力することは難しいのですが、次回関東に遠征に来るときは関東支部のサポートにしっかり参加したいと思います。