坂の上の雲

 電車文庫です。 ちょっと時間が掛かりましたが全8巻やっと完読!
 これがほんの100年ちょっと前の話・・ バーチャルなものはまだ何も無く、人間と人間が熱くぶつかっていた時代。 言葉が文章が行動が "メッセージ" として輝いていた時代というのでしょうか。 小説のような伝記のようなノンフィクションドキュメンタリーのような、あるときは文明や人間に対する鋭い批判もあり、随所に司馬さんらしさたっぷりで読み応えがありました。
 それにしても歴史の不思議さを感じます。 人間や組織 (民族・国) の持ちえた能力とその反対側にある運命的な世界。 いま自分がこうやって画面を見ながらキーボードをいじっていられるのも、大きな歴史の流れの中でたまたま偶然どちらかの方向に流れが変わった結果であるということなんですよね。 この冬はまたまた少し歴史の勉強かも(^^;)