『ライ麦畑でつかまえて』についてもう何も言いたくない

 竹内康浩さんという大学の先生?が執筆した、小説の解説本?です。 題名通り、解説されるのは「The Catcher in the Rye」であり、ホールデンであり、アリー、フィービーといった登場人物、そしてサリンジャーです。
 軽めの題名のこの本を図書館の本棚から引っぱり出した時には、まあそれほどの期待も無く貸し出し手続きをとったのですが・・ まあ正直驚きました!
 これまで何回か読んでいたこの「The Catcher in the Rye」に隠された意味について、ここまで読み解かれていたですか・・ という感じで「ガ〜ン」 とどのつまり「小説」なので、自分の気分で読んで自分のこころが充足すればそれで良いのでは・・とは思うものの、振り返れば不思議な表現の数々に隠されていた著者(サリンジャー)の思いを教えてくれてありがとう! というところです。
 赤いハンチングがそれほどの意味を持った記号だったとは・・ やっぱり名作は深いのだ