鉄腕アトムのタイムカプセル

akaisan2005-09-26

 日曜日に図書館で借りてきました。 オトナのための手塚治虫論ということで、長谷川つとむさんという著者が代表的な手塚作品の生い立ちとその作品の主眼点を解説した本です。 (PHP研究所2002年10月:1,600円) それほど簡単な内容ではないのですが、文章のおかげか読みやすく、しかもなかなかよく研究されており、あっという間に読み切ってしまいました。 著者は手塚治虫さんにかなり心酔したマニアであり(自身でそう書いてます)、ある程度割り引いて読むとしても、共感できるところが多く、なんとも読後感の良いものでした。
 この本で取り上げられている作品のうち、ちゃんと読んだのは半分くらいで、「ファウスト」とか「ブッダ」とかは読んだ記憶がありません。 「ジャングル大帝」は漫画というよりアニメで覚えています。 「日だまりの樹」とか「アドルフに告ぐ」はもう漫画を離れていて読んでいません。 はて手塚作品を最後に読んだのはいつのことでしょう。 大学生の時の「火の鳥」か、「ブラックジャック」あたりでしょうか。 小学校2年生か3年生のときに友達のうちに遊びにいった時、「鉄腕アトム」の全巻が揃っていたのを覚えています。 しかし内容はほとんど覚えていません。 でもこの本を読んでオトナの手塚治虫の奥深さを感じた今となっては・・図書館で借りるしかありません! まずは「火の鳥」から読み返してみようっと。
 #Googleしてて判ったんですが、著者の長谷川つとむさん、昭和女子大付属中学校の校長先生だそうです。楽しそう(^^)