堀江謙一さんの本

akaisan2005-01-04

 最近はヨットというか航海に関する本を読むことが多いのです。 で、この本もその一つで、藤沢の図書館で借りてみました。 書名は「太陽に賭ける(「太平洋ひとりぼっち」、ふたたび)」。 著者はもちろんマーメイド号の堀江謙一さんです。 1997年9月、当時の価格1,600円。 今回は「MALTSマーメイド号」という太陽発電のエネルギーでモーターを回してスクリューで進み、エクアドルから東京まで航海した話です。
 どんな話が書かれているか楽しみだったのですが、内容的にはちょっといまいちでした。 まずスポンサーと周りに気を使いすぎ・・ 読んでいてスポンサーの方の話や、応援してくれた方のことばかりが目についてしまって、肝心の航海の話がほとんど出てきません。 書名に「太陽に賭ける」とあるものの、賭けるというほどの航海内容でもありません。 堀江さん自身にも、既に航海に対する感動がなくなってしまっていて、自分を売り込むプロデューサ的なところに自身の興味が移ってしまっているようです。 斉藤さんの「孤闘」(1,700円で購入)を読んだ後だったので、この堀江さんの本の読了後はちょっと寂しい感じが残りました。