ヨットへの招待

　ここに1冊の本があります。　書名は「ヨットへの招待」アラン・ブラウン著　志賀仁郎・福山和男　訳　英文書名は「INVITATION TO SAILING」。　ベースボールマガジン社　1963年7月9日初版発行、この本は1970年11月30日の第4版です。　当時の価格で1,800円。　当時としてはずいぶん高価な本かと思います。
　章の終わりに演習問題があったりして、やや教科書的ですが、先日紹介した松本富士也さんの著書と同じくらいしっかりした内容です。　もちろん今でも充分に使えます。　初心者が初めて覚えなくてはならないことから、レースで遠征に出る際の注意点まで、読み返すと「なるほどそうだよな〜」という記述がいっぱいあります。　この本についてもどこかのタイミングで詳しく内容を紹介できたらと思います。
　実はこの本は会社で一緒に仕事をしていた若林さんという先輩から1992年9月28日にいただいた本です。(本の裏に鉛筆で私のメモがあります)　メカニズム機構のエンジニアだった若林さんはとてもまじめなタイプの方でした。　この本を私にくれたあと、神に仕えるためにアメリカに渡りました。　キリスト教の教会に入って残りの人生を送るとのことでした。　「言葉は出来ないけれど神が導いてくれるでしょう」とおっしゃってました。