昔の舵

　なぜか1冊持っている昔の舵です。　1980年12月号です。　なぜかではなく、学生の時のインカレが記事になっているのです。　西宮で開催、私は470でスキッパーで出場、当時3年生。　80艇以上が一緒に走りました。　忘れられないレースがあります。　3〜5mくらいの南風のなか、ほぼジャストと思われるスタートからすべりが良く、バウを出しました。　スターボで最初のレグの2/3くらい走って、その時点までで下の艇をかなり上突破。　タックのあとポートで走りながらだんだん周りが少なくなっていくのが判りました。　下から入ってくる右側のトップ艇団をかわして、上マークはトップ回航。　3艇身ほど離れて明治大学でしたが、サイドまでに7〜8挺身まで離し、そのままで下マークへ。　下を回ってゆっくりカバーしながら2上へ・・　ところが・・若さかな、ちょうどレグの真ん中あたり、まわりに誰もいないところでタックした時、フットベルトに足がかからずスキッパー単チン。　そのまま船も半チンしてしまいました。　クルーとすかさず起こして再び走り始めたものの、2上は6番くらいで回航、結局フィニッシュ順位もそのままくらいでした。　周りにリコール艇がいたので、最終的には4着でした。
　やはり大きなフリートのレースでトップを走るのは気持ちよかった。　なんたって自分の前は誰もいなくて、自分の後ろに80艇もいて、みんながスピンをあげて追いかけてくるんですから。　上マークの近くにいたOBの観覧艇が大騒ぎしていたのを覚えています。(^^)