万里の長城

 北京からクルマで2時間ちょっとだったでしょうか。 1日チャーターして約500元だったような記憶があります。 さて、途中一部高速道路ができていましたが、ほとんどは一般道路でした。 かなり郊外に来たね〜といった感じのあたりに到着したときに万里の長城のゲートが見えて来ます。
 クルマを降りて、長城への階段を登っていくとちょうど一番低くなったような場所に出ます。 前と後ろに長城が連なっているのですが、近くだけの「部分」を見るためにもどちらかに長城を登っていかなくてはなりません。 東側がやや緩やかそうで、ほとんどの人が東側に向かってましたので自分たちも東側に向かって歩きました。 30分くらい登ったところで、いわゆる塔屋というんでしょうか、見張り番のいたようなところに到着。 といっても石が城塞のような形に積まれているだけで、現在では人の生活した感じは残っていません。 昔はここに何日も詰めていたのでしょう。 次の塔屋までいくと、ちいさなお土産物屋があり、ここで写真集を買いました。 一応登坂記念ということでスタンプも押してもらいました。
 いったん最初のところに戻って、反対側にも登ることにしました。 こちらは本当に登るという表現が正しいような急な階段です。 3点支持してないと落っこちそうです。 高所恐怖症の私には本当に辛い!! 山の斜面と言うか稜線につたって城壁を作っているのでこのような急斜面はあって当然なんですが・・ 登ってきた下を見ると、うりゃ〜膝が固く、のどが乾きを覚えます・・ 早々に引き上げようと、途中から戻ることにしました。 しかし、このときこの急階段を駆け下りていく怪しい数人がいました。 緑色の軍服に身を包んだ、人民解放軍の若者でした。 武器は持っておらず、どうやら訓練している雰囲気です。 いやー驚きました。