ビッグバン宇宙論

 図書館で予約 (まで!) して借りて読みました。 う〜ん・・いやいや・・面白かった (^^)
 自らが存在する空間について解析を行なうという、知的生命に与えられた宿命というのでしょうか、そんな人生にのめり込んでしまった宇宙科学者 (達) の物語です。
 それにしてもこの本に書かれている内容の全てについても、中学高校の理科の教科書だと数ページくらいしかもらえていないんじゃないかと思うと、なんてもったいない! というか、自分の当時を思い出してチコッと悲しくもなったりします。 一方こういう本が読めるのだから今の学生はなんてシアワセなの! と考えたり。
 著者サイモン・シンの本は「暗号解読」「フェルマーの最終定理」と読んで三冊目ですが、それにしても裏切らないですね。 これだけの内容を執筆できるというのは大変な筆力でもあるし、下調べも膨大な労力と時間が掛かっていることと思います。 それを考えるとこの本の価格は全く格安だなと・・ (同時期に手に取ってしまった某ビール好き作家の紙の無駄的なげやり感タップリだらだらエッセイ本と比較すると増々そういう気がして・・ もちろんこういう本は必要だとは思いますケド ^^;)
 いつかまた再読したい本です。