The Great Gatsby

akaisan2007-05-09

 図書館本です。 初めて読みました。 今頃読んだの?って感じでしょうか・・ でもなぜだか中学の時に映画 (Robert RedfordとMia Farrowですよね) が公開されたのはよく覚えています。 公開されたのは覚えてましたが、話の内容は本を読むまで全く知りませんでした。 チャンスが無かったとも言えるし、縁が無かったというか、なぜだかこの歳まで映画を見ようとか、本を読もうという気持ちにならなかったんですよね。 今回読んだのは村上春樹さんの新訳のものです。 ちょっと前に村上春樹さん訳の「The Catcher in the Rye」を読んだのですが、それがトリガーになったとも言えます。
 "ひと夏の大人の男女の物語" としてほろ苦いストーリーもとても余韻のあるものだし、人物描写もクッキリしていて、文章も匂いや音まで伝わってくるような感じでとても良かった・・ "Cool" です。 ストーリーは読み始めた最初の頃、なぜだかとても意味がとりづらかったです。 でも途中からどんどん引きずり込まれて・・ 結局一度読み終えたあと最初に戻って、頭から読み返しました。 もちろん日本語なんですけど、読み返すと言葉の一つ一つの奥の深さを感じることができたような気になって、しばしため息〜 村上さんの翻訳のうまさもあるのでしょうね。 「風の歌を聴け」につながるような感じもしました。
 いつか旅行した際にはペーパーバックを買いましょう・・ やっぱり原著の表現を確認してみたいところもあります。
 でもこれで 820円。 なんていい時代なんでしょうネ