1992年4月5日俺達は負けた―アメリカズカップ初挑戦の記録

 またまたいつもの図書館本です。 アメリカスカップに関する本も何冊か読んだんですが、この本は初めて読みました。 1992年4月だからもう13年も前の話なんですね。 日本の挑戦に関して、報道に関してとか当時あれやこれやと意見がありましたが、実際にセーリングしてた若者?(今の私から見ればです・・ハイ)の楽しさ、ノリの良さ、そしてくやしさ等々を読むと「なんだかんだ言っても、やっぱ出たもん勝ち」と思います。 国際交流してましたよね〜 楽しそう。
 やっぱり若者は世界クラスの大会にはどんどん参加するといいですよね。 "No border"ってCMありますけど、政治やおやじが決めた枠とは関係なしに、やりたいようにエネルギーをぶつけあえるのはCool!
 さてさてアメリカスカップに限っていえば、レースは既にプロスポーツ(その技術をもって賃金をもらい食っていける)ですが、日本には定着しませんでした。 3〜4年に一回しかやらないし、レースもサッカーみたいにTV向けに2時間ちょいで終わる訳でなく、スポンサーは寄付状態・・ そもそもクラブ同士の挑戦という基本コンセプトに立ち返ったとしても、誰も手を挙げない状態です。 こういうことに情熱を傾けられるところまで社会資本が成熟しきれてないということでしょうか。 日本の国の中にお金だけは充分過ぎるくらいあるんでしょうに・・(うちじゃないです・・ハイ^^)